さよならクラーケンクラブ

 

死をも厭わぬ気迫のバザーでクラーケンクラブを売りました。お値段3千ウン百万ゲル。その瞬間、私の持ち金は8600万ゲルという最終回あたりの悟空ともタメを張れるぐらいの瞬間最大風速を観測しました。これから僕のことは左ウチワの男、若しくは濡れ手で粟男と呼んでもらってケッコーです。おい！竜騎士！ピンポイントで銀のエンジェル付きのチョコボールを5個買ってこい！

さて、ヴァナでオンリーワンとも言えるこの装備をなぜ手放したのか。ずばり今後は値崩れし始めるだろうとの予測からです。以下、ＤＳ株検定3級の私が、スタティスティカル（3回舌をかむ）な観点から述べたいと思います。

まずは何と言っても、入手経路の間口の広さでしょう。ご存知の通り、ソロで攻略可能な南海のなんたらというＢＣでごくごくごくごくごく稀に手にはいるわけですが、その入手確率はともかく、他の入手可能な高額レアアイテムと比較すると驚くべき入手手段の容易さであります。しかも、挑戦権として必要となる獣人印章が誰にでもに手に入るわけですから、万人に入手可能なアイテムと言えるわけです。

2点目が、その性能。確かにオモチャとしては最高の性能を秘めているのですが、実用レベルで考えるとなると正直？という感じしかしません。暗黒ブラポンに代表されるように時と場合をかなり限定すれば、オンリーワンでナンバーワンの性能であることはまちがいないのですが、じゃあ、それだけのために数千万ギルの金はたいて、それがいつペイすんのよ？って話になるじゃないですか。虎何匹狩ればいいの？ってことになるわけですから、冷静に考えたらいらないよねー。

最後に、まあ、ステータスというか見栄という部分でコイツを所持することに意味が有るのかもしれないのですが、腰のよこっちょに変なトゲ棒が刺さってるのと所持金の欄に8桁の数字が並んでるのと、どっちがいいのか、どっちが実用的かって話ですよ。僕の友達にも「俺ぐらいの通になるとフライドチキンは皮しか食わない」とか抜かす奴がいるんですが、それと一緒でしょ？「アメリカンドッグの棒にへばりついたカリカリがうめー」と言っても、どう考えても丸ごと食べたほうが美味しいし、お得だよね。まあ僕ぐらいの美食家になると、ハッピーターンの粉しか食べないんですがね。（セレブ）

以上、クラーケンクラブを持ったことが無い妄想人のパラノイア日記でした。さーて、この金で何を買おうか。